クリムゾンの迷宮

ああ、UOの話題なんて有りは（ry
ログイン→テイム、不調、SW上げ→ログアウト


クリムゾンの迷宮。
所謂ゼロサムゲームのアレ。
所謂シークレットゲームの元になったといわれるソレ。
所謂ネタバレあり。まあ感想ですからね。

ああ、一応角川ホラーなんでルーコとかは目を瞑っておくかい？


いやあ、中々読み応えがありました。流石konozamaの角川ホラー部門一位に輝いているだけありますね。

今で言う「バトルロワイヤル」みたいな「皆で殺しあえ」的な物語ですが、主人公は自衛こそするものの相手を殺しにかかる、というような事はありません。基本的に逃げ、ですね。

ま、前半は緊張感が無くてダラダラで微妙な上に他のメンバーの描写が一切無いもんなので

感情移入の仕様も無い＆そもそもお前誰だっけ、という印象でもありますが。

加えて登場人物も一番若くて30代とかだし・・・・主人公に至っては失業した40代ですからね。
その割にはサバイバルに長けていたりするのはお約束でしょうけども。


ラストのアレは確かに微妙なオチでもありますが、まあTRUE ENDなんじゃないんでしょうかねぇ。
実はヒロインはゲームマスターだった！という事については作中ラストで語られている通り、
怪しい部分は相当ありましたからね。
とは言え、眼球は予想しえなかったなあ。義眼辺りは想像しましたが。

只、ヒロインの行動は兎も角、もう一人のゲームマスターの最後の不審な行動がよく分かりません。
食人鬼と化した連中を説得してみる、という試みは発狂しているか正気の沙汰では・・・・・・
どちらにせよ狂気じみています。
「冷静」な彼を演じていたのに最後の行動は・・・うーん？　と思わされます。死んだ描写もありませんし。
作者的には（物語的に用済みなので）さっさと捨てたかったんでしょうかね。

しかし・・・正直申しますと・・・・迷宮よりも、付いてきた栞の「鼻」の挿絵の方が恐ろしくホラーな件。

なんだ、この某誌で連載中の夢渡りに出てくるマスター殿はっ！
あれ、トラウマになりますって・・・・。ドアップだし。